人材マトリックス

田中 弘樹 1993年入社 延岡支店 延岡PDセンター

田中 弘樹

何度でもチャレンジはできると思って気負わず自然体で

Q1:現在の仕事の概要をお願いします。

延岡PDセンターと岡富出張所の所長です。延岡PDセンターはAY社様の管材(バルブや継ぎ手など)の保管・配送を担う営業倉庫で、工場やOEM先などからの入庫・保管・梱包作業と全国各地への出荷作業を行う事業所となっています。一方岡富出張所はAC社関連企業様の工場内物流を担っており、各工場への原料荷下ろし・投入作業や、製品の一時保管のための引取や出荷作業を行う事業所です。それぞれ異なる業種ですが、いかに売上を伸ばす方向に営業所を導くか、また収益を確保するためのコスト管理、従業員のみなさんが健康で安全に気持ちよく仕事できるような職場にしていくか、またスキルアップを応援するなどが仕事です。

Q2:これまでの成功談、失敗談等エピソードをお聞かせください。

入社間もない頃、とあるお客様から輸入品の関税率の問い合わせがあり、関係先に確認したり、自分で調べて返答しました。後日、実際に商品を輸入された際、税関の指摘により税率が変わったため、納税額が増加してしまいました。お客様は私が返答した税率で商品単価の計算をされていたため、当方にその税額の差額を負担するよう要求されるに至りました。以降、税率の問い合わせについては税関の調査部門での裏付けを取ることをお客様へは薦めるようにしました。この失敗で得た教訓は「不確実な情報は基本的には流さない、流さざるを得ないときは不確実な情報であるということを知っていただいた上で流す」ということでした。

Q3:キャリアを振り返って、それは現在のポジションにどのような影響を与えていますか。

入社して現場研修を経て国際物流部に配属となり11年間、輸出入の通関・デリバリーを担当していました。ただ事務的な処理をするだけでなく、お客様、納入先倉庫やお客様の工場等との調整を行い、時にはお客様を訪問し新しい仕事をいただくこともありました。この実務経験から、仕事を増やす=売上を伸ばすのは現場の最前線で日常業務をして、お客様のニーズを知っている人たちが行うことが良いと思うようになりました。今、所長の立場となり、現場の最前線で働く方々にはお客様のニーズや新しい仕事の情報など定期的にヒアリングしています。お客様のサポートをして仕事を増やしていき、自分達の職場は自分達で守るという意識を全員が持てるようになれば良いなと思っています。

Q4:職場自慢(人物、イベント、設備など)

延岡は海の幸、山の幸、川の幸など四季いろいろと楽しめ、全てがおいしいものです。中でもアユは有名で、「アユやな」という仕掛けで取る落ちアユを毎年秋口ごろから河原の仮設の建物で食べることができます。従業員の中にもアユ掛け(友釣りのこと)をする方がいて、毎年アユ掛け解禁とともに川へ出かけ、秋口まで釣ったアユを冷凍保存し、10月ごろにみなで塩焼きにして食べるというイベントがあり毎年楽しみにしています。他にも海に潜って貝類を取ってきて「今晩のおつまみに」と渡してくれたり、近くの木になっていた各種果物を持ってきて食べさせてもらえたり、おいしい食べ物には不自由しません。

Q5:就職活動中の学生へ応援メッセージをお願いします。

私の場合は楽観的に物事を考えるので、就職活動をした企業を自分にあいそうか?というフィーリングで見ていました。私が当社を志したのは「まじめにコツコツ型で、嘘をつくような会社ではない」と感じたからで、今となってみればその通りだったと思います。今まで日本では終身雇用という考え方が主流だったかも知れませんが、他の諸外国を見れば、より自分の能力を高めてくれる会社、給料の良い会社など理由は様々ですが会社を移って能力を高める、給与所得を高めるという考え方が主流だと思います。終身雇用に良い点も多々あると思いますが、就職活動して感じたフィーリングと入社後に大きく異なる場合もあるかも知れません。もしあわなかったら何度でもチャレンジはできると思って気負わず自然体で活動してください。

1993年入社
所属
国際物流部
大阪営業係
1996年昇格 主任
所属
国際物流部
神戸営業所
2004年異動
所属
国際物流部
中国・上海駐在
2006年昇格 係長
所属
国際物流部
上海駐在
2008年異動
所属
延岡支店
営業開発担当
2009年異動
所属
延岡支店
延岡PDセンター 所長
2012年昇格・異動 課長
所属
延岡支店
日向PDセンター 所長
2016年異動
所属
国際物流事業本部
通関事業部
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