02 サプライチェーンマネージメント 難解そうな響きだが、センコーを知る上での重要キーワード

SCM、供給の鎖を管理

センコーが目指す「流通情報企業」を理解してもらうために「サプライチェーンマネージメント」について説明します。これも聞き慣れない言葉でしょうが、流通業界におけるとても重要な考え方なので要チェック。
まず、お客様である企業の、原材料・部品の調達から、製造、流通、販売という生産から最終消費にいたる商品の流れを「供給の鎖」(サプライチェーン)と考えます。その鎖のつながりに加わる組織や企業の間で情報を共有・管理して、ビジネスの流れ全体の最適化を図る戦略的経営手法がサプライチェーンマネージメント(Supply chain management=SCM)です。
このSCMを導入することで、

  • 納期遅れ・欠品がなく、需要のある製品をタイムリーに提供し売り上げのチャンスを逃さない。
  • 原材料の調達から、製品の生産、配送までのリードタイム(作業時間)を削減する。
  • サプライチェーン各工程を清流化してムダな在庫をつくらない。
  • サプライチェーン各業務の効率を上げ、在庫を最適化して保管費用や不要な輸送を減らし、運用コスト最小化を図る。

などのメリットがもたらされるのです。

会社や組織の壁を越えて

もう少しわかりやすく言うと、長大化・複雑化した今日のサプライチェーンでは、それぞれが勝手に判断していたのでは、多くのムダが生まれます。そこで企業や組織の壁を越えて同盟を組み、それぞれの動きをコントロールすることで、ムダのない供給態勢を構築し、全体で利益を生み出していこうという戦略的活動がSCMです。
このようなお客様のSCM活動を実現させるため、センコーが活躍しているのですが、そこにサードパーティー・ロジスティクスという考え方が発生してきます。(→次項で解説します)

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volume2 センコーの現場力!

  • volume2 index
  • 01 頭脳物流の時代が来た
  • 02 サプライチェーンマネージメント
  • 03 サードパーティー・ロジスティクス
  • 04 全ては現場にある
  • 05 明日のセンコーを考察
  • 06 センコー百景