今日本企業は、地球規模でのグローバル化、近い将来の国内市場縮小にいかに対応するのかなどの課題を突きつけられています。センコーのスローガン"Moving Global"はこの難問に対する決意表明。国際力を向上させ、国際物流業者として一層の飛躍を図ります。

センコーが言う国際力とは何か。それはファンダメンタルズ（基礎的条件）、経営資源、国際ビジネスリーダーの3つです。
まずファンダメンタルズに関して。センコーの財務状況はしっかり整っていますし、また経営トップが会社の方針として明確に国際力強化を打ち出していることからも十分であると考えます。要するにセンコーは外へ向かって闘う条件が備わっていて、しかもやる気に満ちていると考えてください。
次に経営資源。人材、ビジネスモデル、情報システム、資金、現場力、営業力がセンコーには揃っています。これまで培ってきたパワーを世界で活かす時代が来た、と言っていいかもしれません。ただ残念なことに現地における国際ビジネスの専門知識がまだまだ不足。現在世界43ヵ所に現地法人・駐在員事務所を開設、さらに海外代理店網とあわせての全世界ネットワークを結んでいますが、さらなる注力が必要です。
最後に国際ビジネスリーダーです。すなわち人材育成。現場力（物流知識、経験、実行力）と語学力に加え、幅広い国際ビジネスノウハウを持ち、海外事業の企画・立ち上げから経営までを行える人材の育成が急務。しかし国際ビジネスに興味を持ち、好奇心、チャレンジ精神、現場経験を持つ優秀な人材は社内に大勢います。その中から数多くの国際ビジネスリーダーを輩出できるはずです。もちろん、これからセンコーに入る皆さんもその候補としての資格が大いにあるのです。